月白とは、夜明け前にほのかに白む、月の色のこと。すべてが眠る静けさのなか、宿はただ「間(ま)」だけを差し出します。
十二の客室と、源泉かけ流しの湯。檜の香り、畳の冷たさ、遠くの瀬音。何も足さず、何も急がせない時間が、ここにはあります。
A ryokan of twelve rooms, where the only luxury we offer is space — and the silence to feel it.
湯にほどけ、闇にしずみ、
朝の白さに、目を覚ます。
里の旬と、海の便りを。月替わりの会席は、その日のいちばんを、そのままに。朝は土鍋の炊きたてを、ひと粒ずつ。
季節の走りを、ひと口の挨拶に。
一番出汁の湯気に、季節の移ろいを映して。
炭火を囲む、和モダンの個室で。